可愛いペットが、寒い冬を乗り切ることができるかが心配で、ペット用のパネルヒーターの導入を考えている方も多いと思います。ペットによっては寒さに弱いペットもいますからね。
ペット用パネルヒーターは小型のものが多いので、電気代も安いだろうと思われがちですが、当然ですが、大きいペットの場合は、より電気代は高くなります。
実際の電気代目安は次のとおりです。
ペット用パネルヒーターの電気代
用途 | 消費電力 | 1時間あたりの電気代 | 1日あたりの電気代 | 1ヶ月あたりの電気代 |
---|---|---|---|---|
小鳥 | 20W | 約0.46円 | 約11円 | 約320円 |
爬虫類 | 40W | 約0.92円 | 約23円 | 約690円 |
猫・ウサギ | 100W | 約2.28円 | 約55円 | 約1,650円 |
犬 | 200W | 約4.56円 | 約110円 | 約3,300円 |
なお、これらの電気代はあくまでも一定の使用量と1日あたりの電気代は1kWhあたりの「27円」を前提にした目安であり、実際の使用状況や契約している電力会社の料金設定によって異なる場合があります。
電気代の目安は消費電力を見る
上記の電気料金表は、あくまでも目安に過ぎません。製品によって電気代が違いますので、電気代を知るには、商品の消費電力を見てください。その消費電力量を下の公式に当てはめることで、電気代を知ることができます。
消費電力(W)÷1,000×時間×27円/kWh=電気代
各種ペット用パネルヒーターの特徴
パネルヒーターは、本来、机の下などで足を暖めるように使われていたものですが、実はペット用に非常に最適です。
というのも、熱くなりすぎないので火傷の心配が無く、空気が汚れることもないので、ペットにも安心です。
ただ、電気代が気になると思いますが、ペットのサイズに合わせてパネルヒーターを選ぶことで、電気代を節約することもできます。
小鳥用
セキセイインコなどの小鳥用の場合、通常、止まり木にいることがほとんどなので、止まり木に設置できるようなヒーターを使うのが一般的です。
消費電力も小さいものがほとんどなので、一日中つけっぱなしにしても、一ヶ月200円程度です。
温度もあまり高くなりすぎないようなもので、また、冬の間は24時間つけっぱなしにして使うことが多いため、劣悪品だと焦げ付いてしまうということがちょくちょく起こります。思わぬ事故を防ぐためにも、信頼性の高い製品を選ぶことをおすすめします。
小鳥用でおすすめのヒーターはこちら↓
爬虫類
爬虫類などは、常に地面にいる動物なので、下に敷くタイプのパネルヒーターを使うのが一般的です。水などがかかることがあるので、防水タイプのものを選びます。
製品にもよりますが、24時間つけっぱなしでも一ヶ月500円くらいです。
爬虫類は体が硬かったり、またパネルをかじる、ということもありますので、丈夫な製品を選ぶようにしましょう。
爬虫類におすすめのパネルヒーターはこちらです↓
猫・ウサギ
猫用のパネルヒーターになると、電気代も一ヶ月1000円を超えるようになってきます。
もちろん、製品にもよりますので、購入する際は、消費電力を確認すると、「そんなはずじゃなかった」という、失敗を避けることができるでしょう。
以前は、猫用はホットカーペットのようなものが主流でしたが、その場合だと、洗濯がしにくかったりするので、今は、写真のようなパネルヒーターが主流になりつつあります。
猫用のパネルヒーターでのおすすめ↓
犬用
犬の場合、犬の大きさもまちまちですので、それに応じて、パネルヒーターの大きさも変わってくるので一概に言えませんが、電気代は一ヶ月、2000円は最低ラインです。
猫と同じように、今まではホットカーペットのようなものが主流でしたが、毛がついたり、犬のよだれなどで、すぐに汚れてしまうものの、洗濯がしにくい上に、ヒーターで温められて、異臭のまま使わなければならない、ということがあるため、パネルヒーターが好まれて使われるようになっています。
犬用のパネルヒーターでおすすめ↓
ペット用パネルヒーターを選ぶ際に気をつけること
多くの場合、ペットに使うパネルヒーターは、デスク用のパネルヒーターを流用するような形になることが多いのですが、その際に、気をつけることを上げると次のとおりです。
サイズを確認する
パネルヒーターは、特に猫や犬などの場合のパネルヒーターは、囲いをたてるような形で使うことになりますが、その際に、注意したいのが、犬や猫のサイズに合わせたパネルヒーターを選ぶことです。
犬や猫を三方から囲むようにできるサイズのものを使うことで、ペットを効率よく温めることができます。
商品の価格以外も確認
パネルヒーターを選ぶ際に、ついつい価格に目が行きがちですが、電気代が気になる場合は、消費電力なども確認し、事前にどのくらいの電気代になるのかも確認しましょう。
また、ペット用で使う場合、24時間つけっぱなしにすることが多いでしょうから、かならず信頼性の高いものを使うようにしましょう。
粗悪な製品を使うと、パネルが焦げ付いてしまったり、最悪、発火して火事の原因になることもあります。なによりも、粗悪品のヒーターによって、可愛いペットが火傷してしまったら大変ですからね。
まとめ
パネルヒーターは、ペットの暖房対策に非常に適していますが、大きさによっては結構な電気代になります。また、基本的につけっぱなしにすることが多いので、漏電や発火による火災や、異常発熱などによるペットの火傷などを避けるためにも、かならず信頼性の高いものを選ぶようにしましょう。