クルクミンが多い食材と摂取する際の注意事項

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クルクミンは、ウコン(ターメリック)の主成分です。

ウコンは生姜科の植物で、インドや東南アジアの料理によく利用されるスパイスです。

したがって、クルクミンが最も豊富に含まれる食材はウコンそのものです。

他の多くの食材にも微量に含まれている可能性はありますが、ウコンほどの量は含まれていないため、クルクミンを多く含む食材として挙げることは難しいです。

kurukumin

ウコン以外でクルクミンを含む製品としては以下があります:

クルクミンが多く含まれている食材

ウコン(Turmeric):

クルクミンの主要な源であり、カレー粉の主成分としても知られています。

世界中の様々な料理でウコンはスパイスとして用いられています。

ウコンはその特有の風味と黄色い色が特徴で、食品に独特の色味を与えます。

カレー粉(Curry Powder):

カレー粉はウコンをベースにしたスパイスミックスであり、他にもさまざまなスパイスが含まれています。

カレー粉というと、カレーを思い浮かべると思いますが、カレー以外にもいろいろと使われています。

  1. マリネやドレッシング:
    • 肉や魚のマリネ: ヨーグルトとカレー粉を混ぜ合わせたもので肉を漬け込むなど。
    • サラダドレッシング: オリーブオイルとカレー粉を混ぜたドレッシングもあります。
  2. スープやシチュー:
    • カレー粉を使った具沢山のスープ、例えばレンティルスープやモロッコ風チキンスープなど。
  3. 蒸し料理やグリル料理:
    • カレー粉を振りかけたり、スパイスラブとして肉や野菜に擦り込んで、蒸したりグリルする料理。
  4. ディップやソース:
    • ハミングやマヨネーズと混ぜて、カレーディップやカレーマヨネーズを作る際に。
  5. フリッター類や揚げ物:
    • カレー粉を練り込んだ生地で野菜や肉、魚介をフリッターにする。
  6. パンやクラッカー:
    • カレー風味のパンやクラッカー、スナック類にも使用されます。
  7. ライス料理:
    • カレー粉を加えて炒めるピラフやフライドライス。

これらはカレー粉の使用例のほんの一部ですが、カレー粉は非常に多用途なスパイスであり、食品に豊かな香りと味わいを与えるので、さまざまな料理で採用されています。

カレーペースト(Curry Paste):

カレーペーストもウコンを含むことが一般的です。

カレーペーストは、特にタイ料理やインド料理、南アジア料理で頻纍する調味料で、スパイスやハーブがペースト状になっており、料理に深みと香りを与えます。以下はカレーペーストを使った一般的な食品の例です:

  1. タイカレー:
    • グリーンカレー: グリーンカレーペーストを使い、ココナッツミルクと一緒に肉や野菜と煮込みます。
    • レッドカレー: レッドカレーペーストで作った辛みのあるカレー。
    • パナンカレー: パナンカレーペーストを使用した濃厚な風味のカレー。
    • マッサマンカレー: マッサマンカレーペーストを使った、少し甘めのカレー。
  2. インドカレー:
    • ビンダルー: ビンダルーペーストを使った辛くて酸っぱいカレー。
    • ティッカマサラ: ティッカマサラペーストを使用して作るクリーミーなトマト味のカレー。
  3. マリネ:
    • カレーペーストを使って肉や魚をマリネすることで、スパイスがしみ込んだ料理を作ることができます。
  4. 炒め物:
    • カレーペーストを使い、野菜炒めやチキン炒めに風味を加えます。
  5. ソースとディップ:
    • カレーペーストをベースにして、ナッツバターやヨーグルトを混ぜたディップソースを作ることもあります。
  6. スープ・シチュー:
    • 鶏肉や野菜をカレーペーストと共に煮込んで、風味豊かなスープやシチューを作ります。
  7. サンドイッチやラップ:
    • カレーペーストを利用して作った肉や野菜を使い、サンドイッチやラップの具として活用します。

これら以外にも多様な応用が可能で、カレーペーストは料理に独特かつ豊かな味と香りをもたらすことができる便利な調味料です。

ウコンやカレー粉、カレーペーストは、それぞれ異なる形状と用途がありますが、共通してスパイスとして料理に彩りと風味をもたらします。

マスタード(Mustard):

いくつかのマスタード商品では、カラーとしてクルクミンを添加している場合があります。これにより、マスタードに黄色みが強く出るので、成分表示を確認することで、その商品にクルクミンが含まれているかどうかを知ることができます。もし、成分表示にクルクミンまたはウコンと記載されていれば含まれていると言えます。

留意しておきたいのは、マスタードの主成分はマスタードシード(マスタード種子)で、クルクミンはウコンの主成分であり、両者は異なる植物から得られるスパイスです。したがって、自然にはマスタードシードにクルクミンは含まれていません。天然のマスタードシード自体にクルクミンは含まれていないという点は覚えておくと良いでしょう。

ウコン茶(Turmeric Tea):

ウコンを使用したお茶も、クルクミンを摂取する一つの方法です。

ジンジャーティー(Ginger Tea):

一部のジンジャーティーには、ウコンが含まれていることがあります。

まとめ

ただし、食事から摂取する場合は、ウコンを使った料理が最も効果的です。ウコンはカレーなどの料理に加えられ、独特の色と風味をもたらします。

また、クルクミンの吸収は本来良くないですが、黒胡椒に含まれるピペリンと一緒に摂取すると吸収が向上すると言われています。

クルクミンを料理やサプリメントで摂取する際には、黒胡椒と組み合わせることがおすすめです。