ロボット掃除機はカーペットが苦手です。
いちばんのトラブルはカーペットのめくれ問題ですが、それ以外にもカーペットの毛がブラシ絡まる問題、掃除してくれない問題、掃除させたい問題があります。
カーペット問題を諦めてしまう前にできる対策を解説します。
カーペットがめくれてしまう問題と対策
ロボット掃除機のカーペット問題で一番多いのが、カーペットのめくれ問題です。
これは、ロボット掃除機が、カーペットを乗り越えようとするものの、カーペットに引っかかってカーペットがめくれてしまい、 上に乗り上げて止まってしまう、あるいはカーペットに潜り込んでしまうと行った問題です。
めくれ問題の対策と注意点
この問題に対してよく行われているのは、カーペットの端を粘着テープで固定するというものです。
注意したいのが、決して百均の両面テープなどを使用しないでください。
なぜなら、床の固定用に考えられたものでないテープを使うと、剥がすときに、粘着剤が床に張り付いたまま、取れなくなってしまったり、また床のコーティングがごっそり剥がれてしまうことがあるからです。
専用のテープがあります。それほど高価なものでもありませんので、かならず専用品を使う用にしてください。
テープを張りたくないということで、滑り止めを使う人もいます。
100均でも手軽に購入できる、ただ挟むだけのタイプがありますが、これは、非常にずれやすくて、あまり役立ちませんので、カーペット側に貼り付ける、滑り止めを使用するといいでしょう。
両面テープで床に貼り付けてしまうのと比べると、めくれ防止効果は劣りますが、一定の効果がある場合もありますので、試してみる価値はあります。
厚手カーペット乗り越えてくれない問題
機種にもよりますが、多くのロボット掃除機は2cm以上の障害物を乗り越えることができません。
ロボット掃除機が、段差を超えることができずに、ぐるぐると周りを旋回したり、止まってしまいます。
また毛足の長いラグなども、障害物とご認識してしまうこともあります。
解決方法
これに関しては、段差の大きな部分に、テープなどを重ね張りして、段差を少なくすることで、解決します。
逆に言うと、段差を埋めること以外に解決方法はありません。
段差を埋めるためによくやっている対策は、テープの重ね張りや、スロープの接地などです。
カーペットの毛が絡まる問題
毛足の長いカーペットの場合、カーペットの毛がブラシに頻繁に絡まってしまうことがあります。
この問題はかなり深刻です。
というのも、カーペットを傷める原因になるからです。
ブラシにカーペットが絡まることで、動きが止まって、同じところで空回りし続けると大変です。
カーペットのその部分だけ、毛が引っこ抜けてしまったり、そこまでいかないとしても、繊維を引っ張ることで、糸のほつれの原因になるからです。
解決方法
この問題に対する有効な対処法は、毛足の短いカーペットに取り替えてしまう以外にありません。
毛足の長いカーペットでロボット掃除機を使い続けると、カーペットも掃除機も両方ダメにしてしまいます。
カーペットの毛が刈り取られてしまい、カーペットを傷めるだけでなく、ロボット掃除機が吸い込んだ毛が、ブラシに絡まることで、掃除機に様々な不具合が怒ります。
例えばすぐにダストボックスがいっぱいになってしまい、それによって掃除能力がすぐに低下します。
また過度に負担がかかることで電力消費があがり、バッテリーがすぐに減ってしまうことに繋がります。
まとめ
めくれ問題に対処するためには、専用の粘着テープを使用するか、滑り止めを利用することが有効です。
厚手カーペットの問題には段差を少なくするための対策が必要です。
また、カーペットの毛が絡まる問題に対しては、毛足の短いカーペットに取り替えます。
毛足の長いカーペットでは、ロボット掃除機がカーペットを傷めたり、掃除機に不具合を引き起こす可能性があるためです。